さて前回の続き!
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【2】歌いやすい音域の、ミドルテンポ曲
【1】のソフトなバラード等で喉が温まったら、ミドルテンポ曲でさらにウォーミングアップ続行!個人的には、メロディアスチューンをじっくり歌って、少しずつ大きな声に慣らしていく感じかも。DOKKENのドン・ドッケン、ROUGH CUTTのポール・ショーティノ、WHITESNAKEのデイヴィッド・カヴァーデイルなど…。
DOKKEN アルバム”Under Lock And Key”より”The Hunter“
好きなのじゃ。どうしても好きなのじゃ…エクスタシーなのじゃ…
メロディアス志向で、プロデュースもこなすソフトな声のヴォーカルのドンと、ヘヴィ志向で、超絶技巧のアグレッシブなギターのジョージ・リンチの初期DOKKEN。二人の不仲は有名だったけど、柔と剛、真逆の個性のぶつかり合いと緊張感が、こんなにスリリングで、キレッキレ(用法あってる?もう死語?)で最高にエロい(用法ちがうやろ~)曲を産んだんやろうなぁ…と、好きアピールは置いといて、中音域で喉をリラックスさせ、ゆったり徐々に力強く歌っていくのに、自分にとって最適な曲。
Rough Cutt アルバム”Rough Cutt”より”Piece Of My Heart“
艶のあるブルージーなハスキー・ヴォイスと、どえりゃあ歌唱力…ポール・ショーティノが、ジャニス・ジョプリンの曲と出会うきっかけを与えてくれた。このお台場イベントには行けなかったが、大阪の御堂会館にはバッチリ観に行った大ファンである。この曲はジャニスのカヴァー曲で、ポールのよく伸びる声が活きる大胆なアレンジと思う。じっくりと少しずつ盛り上がる曲調で、喉がだんだん暖まってくる感じ。
Whitesnake アルバム”Fool for Your Loving”より”Fool for Your Loving“
歌い始めたころ、初めてコピーしたホワイトスネイクの曲だったが、自分にとっては少しキーが低めだったのと、デイヴィッド・カヴァーデイルのブルーズを基調にした歌い回しが本当に難しかった…当時は一世代上のメンバーと活動していたが、その先輩がとても的確なアドバイスをくれたのが嬉しかった。「出来なくてもいいから、ともかく、音源にぴったり合わせて、細かくなぞらえるように反復練習すること!」何回も歌っていくうちに、身体が覚えていったという感じだった。
ブルージーなハードロックを好きになれたのも、この曲との出会いがあったからかもしれない。低音域の響きをしっかり確認しながらのウォーミングアップには、いつもこの曲。やはり、イギリス時代のヴァージョンの方が個人的には好きやなぁ…。
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—–(5)に続く —–
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