今まで、大好きではあったけど、雰囲気で練習してしまっていたJanis Joplinの曲を、改めてきちんとカヴァーしてみようと英詞をノートに書き写し、意訳(むっちゃアバウトですが)を書き綴ってみました。
Janisは自分のなかでは本当に神様的な存在で、神格化してしまってる感がありました。その声の存在感、本格派のR&Bシンガーとしての技量、すべてが眩しかったのです。
ただ歌詞の内容は、逆にあまり噛み砕いて理解しようとしてなかった事を思い知りました。
彼女は、優れた偉大なシンガー、ロックスターであるとともに、20代の等身大の女の子の感性を、飾ることなく素直に表現していたんだなぁと改めて感じました。
本当の自分をさらけだせない孤独感や、うわべだけの人間関係を続けることの寂しさ、愛しい人への情熱、優しさ、苛立ち、問いかけ・・・。
彼女の伝記を綴った映画で、彼女は確かこういう内容のことを語っていました。(不正確でしたらすみません。)「オーディエンスの前に立って歌うってことは、自分にとって何にも変えがたい一体感を体験すること。観客と心が一つになり、自分のことを解ってもらえる(表現する)瞬間。」だと。
自分が20代の頃に聴いていたときは、なぜかその心の機微が理解できてなかった気がします。ステージで歌うってことは、カッコ良さを見せ付けたり、オーディエンスの方を圧倒する事と勘違いしていた気がします。
いま、Janisよりはるかに大人になってしまった自分ですが、今ごろやっと、彼女の気持に共感できた気がします。
歌詞の一説に、「大人になったからって決して上手くやれるとは限らない。絶対に正しいやりかたなんてないの。それは解って欲しい。」というニュアンスのものがありました。
わずか27歳にして夭折してしまった彼女が、何かと物事にとらわれがちでよく迷ったり悩んだりしている、彼女よりもっともっと大人なはずの今の自分にエールを送ってくれている気がしました。
ありがとうJanis。
自分の気持を、素直にあなたの曲にのせて歌ってみますね。
☆彼女のディスコグラフィーや、’60~’70sROCKについて詳しく解説されておられる大変参考になるブログをご紹介します。http://schoolofrock.seesaa.net/article/6315524.html#trackback
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