Blessing in Disguise

Blessing in Disguise

MIKOTOです!ずっと、アコギの練習をしてソフトな曲ばかり聴いていたせいか、急にMETAL CHURCHを凄く聴きたくなってしまいました。持っているアルバムは1枚だけで、1988年に発表された”BLESSING IN DISGUISE(ブレッシング・イン・ディスガイズ)”です。

お恥ずかしながら、自分は本当に’80年代メタルの申し子なので、当時は、これいいよ!と勧められたものは色々聴いて、自分のスタイルに少しでも取り入れようと貪欲でした。このアルバムも、当時バンド仲間でワイワイ飲みにいったりしていたさるドラマーの人に、私BADLANDS好きやねん、と言ったら、(私が指したのは、JAKE.E.LEEの在籍したバンドのことだったのですが)自分も”BADLANDS”(その人は曲名と思ったようです)大好きやで!と、METAL CHURCHのこのアルバムに入っている曲を聴かせてくれました。

うぉ~、カッコええやん!とひょんなきっかけで自分もこのアルバムを購入してしまったのです。

今にして思えば、アメリカのバンドでありながら、ヨーロッパの香りを強く感じさせる、JUDAS PRIESTの流れをくむ正統派に初めて出会ったのだと思います。(全く予備知識は無かったですが)

私が正統派HR/HMの完成形と勝手に思っているJUDAS PRIESTの”PAINKILLER”に出会うのはもう少しあとで・・・。

Painkiller

Painkiller

(自分の中では名盤の、MEGADETHの”RUST IN PEACE”も、今思えばもの凄くJUDAS PRIESTの影響を受けているなぁとしみじみ思いますが・・・。)

ラスト・イン・ピース

Rust in Peace

METAL CHURCH”BLESSING IN DISGUISEに話を戻しますと、”1曲目の”Fake Healer”・・・。背筋がゾクゾクするようなカッコよさは健在です。続いて、メロディアスでありながら、美しいまでに硬派なNWOBHMの珠玉の楽曲郡が続きます。大曲も多いですが、決して飽きさせることのないドラマティックな展開です。

問題の”BADLANDS”。クリーントーンのギターから始まり、低く抑えた感じのMIKE HOWEのヴォーカルがクライマックスに向けシャウトし始める・・・。情景描写の巧みさ・・・激しいリフにかぶってくるアコースティックギターが切なさを加速させ、聴くものの心を捉えます。

これが自分にとってのピュアなMETALだ!と感じ、当時活動していたバンドRUDE TEASERでの”Fire And Fury”のレコーディングに移動中の電車の中でこの曲をウォークマンでエンドレスで聴いていた記憶が蘇ってしまいました。

曲との出会いって、ほんとにひょんなところからやってくるものですね。METAL CHURCHを教えてくれたその人とは残念なことに現在は音信不通ですが、元気にしてはるでしょうか。もしばったり会えたらぜひメタル談義に花を咲かせたいです。