もうすぐ、Sonic Gold Mineの初ライヴです。

ヴォーカルとしては、歌唱についての最終確認はもちろんですが、じつはMCについて、思案していまして・・・。

前身バンドでは、後期はスピードチューン全開で勢い命、のステージが多かったので、もうライヴ開始前は出走前の競走馬状態。ともかくテンションあげまくって臨んで、勢いで歌いマシンガンのようにしゃべりまくり、みたいな感じでした。東京のお客さんには、宮川花子さんと称されましたが。(でもときにかみまくり、大助さんにもなりますぅ・・・ちょい泣。)

さすがにちょっと反省しまして、やっぱり話芸の参考にするならお笑いでしょ!といっとき少しお笑いにはまったことがありました。いま若手でそこそこ活躍してる人たちが、「爆笑オンエアバトル」などに毎週でていたころで、たまにスペシャル版もあり、今考えると結構豪華な顔ぶれ、アンジャッシュ、おぎやはぎ、アメリカザリガニなどが全員で合同コントをやったり、ハリガネロックやアンタッチャブル、ますだおかだが観客からお題をもらって即興で相方をかえてシャッフル漫才をやったり。あれは面白かったなぁ。最近の新しい芸人さんはあまりチェックしてないので解らないのですが・・・。

でもだめなことに、体を張ったオーバーアクションの芸がどうしても面白くて、友人はえ~っというのですが、ペナルティのワッキー最高!と思ってしまったり、パントマイムを多用して顔芸も傑作なルート33が面白いなと思ったり、いつもここからの「悲しいとき」より、「じゃまだじゃまだ、どけどけどけ~!!」の「暴ヤンシリーズ(?)」がむっちゃツボや~!って思ったり・・・。

話芸なら、笑い飯とかのほうがええんちゃう?とアドバイスくれる人もいたのですが、まったりした正統派の漫才なら、むしろ、いとしこいし師匠のほうが好きだなぁ、と思ってしまったり。

それまであまりお笑いに興味なかった自分が(大阪人のくせに?)しゃべるってのも芸で、お客さんを楽しませるために、これだけ真剣にやってはる人たちがいるってことが、とても新鮮だったのを覚えています。

お客さんから笑いをとろうなどと大それたことは考えませんでしたが、すこしずつ、MCも小さなライヴと考え楽しもう!と思えるようになりました。それまでは、お客さんの反応が厳しかったらどうしようとか、マイナスイメージばかりで臨んでいましたが、それからは開きなおって、多少ゆとりをもって臨めるようになりました。

あまり格好つけすぎたり、クールに装うのは苦手ですし、自然体で、お客さんとお話する感覚がいいなぁと思っています。大阪人の感覚で、場の空気を和やかに、ときに熱く、盛り上げていけたら嬉しいなと思っています。

とかいって・・・やはり走り出したらゴールまでとまらない競走馬状態になって暴走しないかな~と心配。(汗)そのときは、観に来てくださるオーディエンスの皆様、わははと笑って許しておくんなはれ~!