昨日は、大阪市立東洋陶磁美術館で行われている「GLASS DESIGN from FINLAND~森と湖の国 フィンランド・デザイン展」に家族と行って参りました。

18世紀後半から現在に至るまでの、フィンランドのガラス工芸の名作の数々を観ることができ、その歴史に触れることができました。

北欧の工芸品のステキなところは、そのまま森のなかにさりげなく置かれていたとしても、馴染んでしまうようなどこか懐かしい色や形やなぁ…。

伝統的な文様や装飾の様式からは一切自由で、抽象的でシンプルなのだけど、あたたかみがあって優しい。使うほどに手に馴染む形と、日常遣いのための機能とが、モダンなデザインによって融合してる感じでしょうか。本当にステキでした。

美術館内にあるレストランでは期間限定で、コーヒー・紅茶とスイーツを、フィンランドの陶器メーカー、憧れのアラビア社のカップやお皿で出してくれます。自分に出されたコーヒーカップは、草花や鳥たちをモチーフにした微笑ましくもクールなデザインで、しばし北欧のカフェにいると妄想しながらほっとひといき。

その後、美術館の裏手の川沿いにある、小さなバラ園を散策。残念なことに、蕾のバラがほとんどでしたが、ちらほら早咲きのものがあり目を楽しませてくれました。

美術館の周囲では、中之島まつりが行われており、市民団体の方の活動や、数多くの出店やイベントが盛況でした。

趣旨に賛同し応援したい団体のされておられる署名運動には、少しでも力になれることを願い足を止めてひたすら署名・署名…。あまりこの時期の中之島公園に足を運んだことはなかったのですが、行き交う遊覧船に手を振ったり、キラキラの水面や満開のツツジの花に足を止めて見入ったり…。

地元民ながら、改めて大阪のパワーや、ええとこを再確認したような、のどかで爽やかな春の一日でした。