残暑晴れだけは厳しい今日このごろですが、なんとなく、 ああもうすぐ今年の夏も終わりだなぁもみじ

…と一抹の 寂しさを感じてしまいますねあせあせ

めったに旅行には行かない方なのですが、 今年の夏は家族と淡路島~鳴門に観光に 行ってまいりましたので、備忘録を兼ねまして…あせあせ(飛び散る汗)

明石大橋って世界最長の吊り橋なんですね富士山

パールブリッジという素敵な愛称があるとは知りませんでしたぴかぴか(新しい)

淡路花さじきチューリップ明石海峡~大阪湾を背景に、 一面のサルビアの赤とブルーのコントラストが鮮やかぴかぴか(新しい)

明石海峡公園内、淡路夢舞台の「別名:モネのひまわり」晴れ

よぉ~く見ないとわからないのですが、 ピンクのコスモスがぽつんと 一輪だけ混じって咲いていましたクローバー

同公園内、「奇跡の星の植物館」の バリフラワーショー特設の東屋。 雰囲気満点でしたぴかぴか(新しい)

鳴門の大塚国際美術館の、モネの睡蓮の池ぴかぴか(新しい)

昼下がりの光を浴びて凄く素敵でした!チューリップ (めっちゃ暑かったけど晴れ

大塚国際美術館は、古代~現代のヨーロッパの絵画を、 陶板で実物大に複製して展示している世界でも 珍しい美術館なのですが、じっくり観ようと思うと丸一日でも 足りない程の、豊富な展示量に圧倒されます。

実は何回めかの訪問でしたので、今回は、 近代の印象派以降の絵画と、「ゴヤの家」を じっくり鑑賞しようとテーマを決めて臨みました。スペインの宮廷画家まで登りつめながらも、 聴力を失い、内戦を耐え抜き、最後は弾圧され外国へ 亡命しなければならなかったフランシスコ・デ・ゴヤ。

彼がスペインで最後に暮らした別荘の食堂や 居間の壁に描いた一連の作品は、 通称「黒い絵」と呼ばれているものですが、 大塚美術館では、実際に絵が描かれた当時の 建物の空間や絵の配列を再現しているのです。

「我が子を食らうサトゥルヌス」 が一番有名かと思うのですが、どの絵も、 壮絶な印象を、観るものに叩きつけてきます。表現者として、美しいものを描きたいというのは、 誰しもが願うことと思います。でもこの「黒い絵」からは、戦争の惨禍、醜さをまざまざと 見せつけられ絶望した一人の画家が、描かずにおれなかった魂の 闇、叫び、私たちへの警告が聞こえてくるかのように感じ、 心を奪われてならないのです。

亡命し、晩年を過ごしたフランスの農村で、 ゴヤはある肖像画「ボルドーのミルク売りの娘」 を描いているのですが、そこには、依然モノトーンに近い 沈んだ色彩ではありますが、穏やかに微笑む清楚な少女 がたたずんでいます。その美しさは、晩年のゴヤが心の平安を得て 希望という光をわずかながら自分の絵に とりもどしたのでは、と感じさせてくれて 観るものにも、救いを与えてくれるような気がしました。

現代は、もしゴヤが生きていたら描きたいと願う、美しい世界 と言えるでしょうか。 そういう世界にしていかなければならないのは、 私たちの役割なのだと、改めて思いました。

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さてさて、過ぎゆく夏晴れを惜しみながらも、 わがMUTHAS PRIDEは新音源作成にむけ、着々と 準備中です!手(チョキ)また折にふれ、近況をご報告して参りますね!わーい(嬉しい顔)

皆さまも、どうか厳しい残暑に体調を崩されたり せず、元気にお過ごしくださいねペンギン