最近めっきり、活字に親しむことのなくなってしまった自分ですが、落ち込んだり悩んだりしてしまったときに、本屋さんでついつい手にとってしまった本です。
大いなる自然に抱かれ、あらゆる生き物に畏敬と感謝の念をもってやまないアメリカ・インディアンの人たちに、大昔より伝わる大切な言葉の数々を編んだものです。
あわただしい都会の喧騒の中に生きる現代人…
インターネットなどを通じ光速のごとく飛び交う言葉の氾濫に、ときに傷つき、心を閉ざしてしまう人もいるかと思います…
言葉とは、人を癒す力にもなりうる。傷つける凶器にもなりうる。
制御を失い広がっていく言葉の応酬は、真実の重みさえも薄れさせ、独り歩きを始め、心配する周りをまきこみ、悲しませ、困惑させてしまう…
真実は、当事者たるその人たちの、心の中にしかないのでは。
自然と人とのバランス、人と人とのバランスが、調和を保っていくにはどのようにしたらいいかをあるときはするどく諭し、あるときは優しく語りかけてくれる、貴重な言葉の数々が、宝石のように、ちりばめられています。
ネットでのコミュニケーションは魅力的な反面、その便利さゆえにはらむ怖さも大きいものです。
もし、それに疲れた方がいらっしゃったら…。
ぜひ、機会あれば、読んでみられることを、おすすめします。
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