さて、ウォーミングアップ曲(1)からの続きだ。

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タイトルから少し脱線してしまうが…

(1)でも申し上げたように、爆音スタジオ内でのヴォーカルの音量の限界は、歌い始めて間もない方には、大きな悩みの一つだろうと思う。
自分も、歌い始めて間もないころは、無理をして喉を痛めてしまうことが多々あった ( T T )

マイクに頼らない、自分の生の声の声量を上げていくことは大切だが、こちらは生楽器。勇気を出して、楽器隊のメンバーの方に音量を下げて欲しいと頼むことも大事だと思う。

(余談だが…ライヴでの外音のアンサンブルがとてもいいなぁ…と感じるプレイヤーさん達のスタジオにセッションなどでご一緒する機会があると、ほとんどの方は爆音ではなく、小さめの音量でリハーサルしておられた。お互いの音をしっかり聞き取れる環境でリハすることの大切さを解っておられるのだろうと思う。ドラムは生楽器なので音量を下げてもらうことはできないが、他のパートのプレイヤーの方がドラムに合わせ、必要最小限な音量でやっておられる感じだった。ライヴでも、アンプから出る中音は小さめにして、PAで上げてもらう様にしはるので、ヴォーカルもとてもモニターがしやすく歌いやすかった。)

複式呼吸の基礎、共鳴の基礎など、地道な練習を積み重ね、豊かな声量を手に入れたあかつきには、リハスタ内の爆音との闘いも少しは楽になってくると思う。

マイクなどなかった時代のオペラ歌手や俳優は、大ホールや野外劇場で、オーケストラ相手にノーマイクで歌ったり演技することを要求されたみたいだし…。人間は、身体の共鳴腔をフル活用すれば、そうとう大きな通る声は出せるもんなんやなぁ。自分もいまだ、精進、精進である。

そやけど…HR/HMヴォーカルの相手は、ツマミ一つでほぼ無制限に音量を上げられる電子楽器。

打ち勝とうなどという幻想は…

捨てなあかんわなぁ…( ^ ^ ; )

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あっ今回は脱線したまま終わってしまった…タイトルの続きは次回に!

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—– (3)に続く —–