ついつい単純な基礎練習だけでつまらなくなってしまい、教則本から少し離れて、弾いてみたいと思っていたJOHN LENNONの”Imagine”に手を出してしまいました。弾けないまでも、なんか曲をやってみたいという誘惑に勝てなくて・・・。

案の定、コードチェンジの度に止まって弾くというたどたどしい演奏になってしまいました。しかもやはりちゃんとコードが押さえられなくってノイズが入ったり不協和音になってしまったり。(泣)

でも、少しずつ慣れてくると、わぁ~私演奏してるんだ!って実感が沸いてきました。

歌本にはローコード主体の、開放弦の響きを大切にしたコード指示がのっていました。オリジナルでは印象的なピアノのバッキングがあるイントロは、Cmaj7→Fの繰り返しです。Cmaj7の響きに不思議な魅力を感じました。最初はきれいに鳴らすのが精一杯だったFへの流れが、すごく素敵に思えて、和音って不思議だなぁ、ボーカルって多重コーラス考えるとき、簡単なハモリしか浮かばないけど、ギターって6本の弦が調和して、こんな素敵な響きを出すんだなぁと実感しました。

コードの響きが綺麗だなぁと思うと、頑張ってしっかり弦を押さえて、美しい和音が聞きたい!と思い指は痛いけどしっかり押さえるよう気合が入りました。ひとつひとつのコードの響きを味わいながら、JOHNの歌うメロディラインの音が、和音にちゃんと含まれてるなぁ、空耳でJOHNの歌が聴こえてくる感じがすると思いました。

シンプルな構成の曲ですし、機械的に教則本の循環コードを繰り返すより、しばらくこの曲で、コードチェンジの感じをつかむ練習をすることにしました。

気がついたのは、左手の薬指と小指のポジションと力の入れ具合をしっかり意識すると、比較的コードチェンジが綺麗にいくということでした。人差し指、中指は力も入りやすいし、コントロールしやすいですが、薬指と小指は鍛錬できてないせいでうまくコントロールできません。でも意識を集中することで、コードの型をしっかり覚えたり、しっかり鳴らすことが出来やすくなる気がしました。

改めて弾いてみると、本当に優しい曲です。弾きながらはまだとうてい歌えない事が解っているのに、自然に歌が口をついて出てきてしまいます。6本の弦の響きと、人の声。すごく暖かい感じ。

がむしゃらに弾くことも大切かも知れないけど、今日は凄く、音を味わう嬉しさに包まれた気がしました。

IMAGINE

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