子供の頃、夏休みに帰省した田舎の当時大学生の従兄弟がジャパニーズフォークにはまりまくってて、遊びにいくとよくギターを弾いて唄ってくれたものでした。今考えると、それがポップスとの出会いだったのかもしれません。

そのころって、フォーク派かハードロック派で軽音楽部って真っ二つに割れていたそうですが、小学生の私が、かぐや姫よりDEEP PURPLEがええんや!という判断などできるわけもなく、単純に目の前にあるフォークギターをみて、子供心に、へぇ~ギターっていい音がでる楽器なんやなぁ、しかも弾きながら歌うってかっこいいんやなぁと思った記憶があります。

親にせがんで、安いフォークギターを買ってもらったはいいのですが引越しの際どこかへいってしまって、情けなくも、いまも殆ど弾けない自分が情けないです・・・。楽器は弾けないけど、唄は頑張ろう!と思ってなんとか現在に至っておりますが・・・。

ハードロックにはまってからは洋楽ばかり聴いてきて、日本語の歌を聴くのがおろそかになっていました。自分にそんな英語力があるわけでもないのに、英語の歌詞にこだわっているのは、自分が日本語の歌にちゃんと取り組んでこず、自信がないせいもあるかなぁと考えてしまいます。

数年前発売された、ジャパニーズフォーク大全みたいなアルバムに魅かれてついつい通販で購入してしまいましたが、あらためて現在きいてみると、歌詞にこめられた思いや、日本語につけられたメロディーの抑揚に感動してしまいました。時代背景的にも、日本の若者が激動の中で青春を送っていた時期だけに、よりセンシティヴで、情熱的で、心に響くものがあったのかも知れませんが・・・。

ついつい口ずさんでしまうような、優しい歌詞や、メロディの宝庫といった感じでお気に入りの曲をピックアップし勝手にベスト盤をつくって愛聴しています。一曲めは、イルカさんの「なごり雪」!なんという名曲でしょう。ほんとうに好きです。最近では、夏川りみさんの優しい歌声にとても魅かれています。

ハードロックにおいても、自分にもできる、心に響く日本語の表現てきっとあるはずだよなぁと思います。まだ解りませんが、Sonic Gold Mineでは、そんな可能性も探っていきたいなぁと思う、今日この頃でした。