先日、MTG(Mitani Tetsuya Group)の初顔合わせのリハーサルがありました。

ギタリストの三谷哲也氏とは、The Marukkiri Schenler Group(The Michael Schenker Groupのカヴァーバンド)で今年に入ってから3月、5月、9月と三回共演させてもらっていましたが、今回は、三谷氏がかつてリーダーとして率いて活動しておられた、Emerald Aisles(エメラルド・アイルス)の楽曲を演奏するプロジェクトです。

オリジナル曲での今回のプロジェクトには、ドラムスに、MIKOTOのMOONSTRUCK時代からの盟友KENZO氏、ベースにKREE NAKOORIEのKenichi Kozuma氏が参加されています。

KENZO氏は、9月に手をケガされてから治療のためしばらくのブランクを経て、ドラムを叩けるようになったばかりという所でしたので、あまり無理をしないよう様子を見ながら叩いて下さい、とお願いしていたのですが、相変わらずのパワフルなドラミングに久々に一緒に合わさせてもらった私もヴォルテージが上る一方‥!Kozuma氏も、フットシンセを持参してくださって、アンサンブルの強化に余念なく、心強い限りでした。

Emerald Aislesの楽曲は、凄くメロディアスで、ドラマティックで、ハードです。

MOONSTRUCK以来、正統派メロディアスハードから離れていた私にとって、か細くならないハイトーンの歌いまわしや、ヴィヴラートのニュアンスの感じを再びつかむのは、思っていた以上に大変でしたが、個人練習でつかみきれなかった感じが、この初リハでしっかり思い出せたようで、よっしゃあ!という思いでした。

バンドで演奏するとき‥お互いの生の音が触発しあって、アドレナリン(ん?変な例え?)が巡る瞬間とでもいうのか、たしかにある気がします。だからこそ、自分も、相方であるプレイヤーのテンションを上げる存在でなければ、負のスパイラルに陥ってしまう。

限られたリハーサル時間の中で、自分がその役割を果たせたかはすこし心配なのですが、本人はちゃっかり他のプレイヤーの方から、とてつもなくインスパイヤしてもらうことができました。

実はリハ当日は相当風邪気味だったため、録音テイクをチェックすると、割れ鐘のようなひどいしゃがれ声‥かすれるまではいかず、しっかり発声はなんとかできていましたが、音程が正確なことを要求されるメロディアスハードに対応するにはまだまだフラットやシャープてんこ盛りで反省することしきり‥。

オリジナルメンバーのReiji Kawaokaさんはものすごいハイトーンの持ち主で、抑揚の激しい難しいメロディを叙情的に力強く歌いこなしておられ、そのヴォーカルを再現して自分の持ち味をプラスするところまではまだまだ練習が必要です。

三谷哲也氏のギタープレイに対する印象は、カヴァーバンドで共演していた時とは全く別物でした。MOONSTRUCK時代、わずかな期間でしたが活動をともにさせてもらっていた時から、そのエモーショナルな抑揚や、メロディセンス溢れるフレージング、アグレッシブでシャープなリフと対をなすソロでの甘く繊細なトーンなど、非常に印象的だったのですが、氏のオリジナルチューンでのギタープレイで改めて、再びそれを強く実感できた気がします。
って相方のプレイヤーの方々を褒めてばっかりおる場合やあれへんがな~

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※Mitani Tetsuya Group ライヴ詳細、決定しました!
BRAND NEW恒例METAL SESSIONへの参加につき、
今回は3曲の演奏予定ですが、プロジェクト始動の
第一回めのライヴとして熱いステージをお届けします!!
【METAL SESSION VOL.18】
2008年1月13日(日)大阪 西九条 BRAND NEW (06)6466-0100
Open 16:30 / Start 17:30
前売 ¥2.000 / 当日 ¥2.500
他出演バンド:
桃源郷ラプソディー/ club OTOME / vice-melody / 鋼鉄GENJI(メタルゲンジ)
/ デスメタボ / Pumpkin Razor / 蛇愧 / Perfect Heart

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ライヴ当日まで、あとわずか。楽曲の魅力を殺さないよう、最高のパフォーマンスにむけ励みますね!!