雀も小規模な渡りをするそうですね。1月に入ってから家の近所でもよく雀の姿を見かけるようになりました。

昔、文鳥を飼っていたこともあり、高校時代に学校の中庭で巣から落ちて学生に踏まれそうなっている雀の雛を家に連れ帰り、さんざん怒られた記憶があります。

しかし雛でも野鳥は野鳥、頑として餌も食べないし、怯えているばかりでどうしようと思い、やっぱり動物のことは動物園に聞けばいいんやろか?と思い、(現在ならネットなどで調べられたのでしょうが・・・。)だめもとで天王寺動物園に電話したところ、とても親切に答えてくれました。

「雛をひろった近辺に絶対親鳥がいるはずなので、早朝など人の少ない時間にもう一度雛を連れていって木の枝などにとまらせれば、親が迎えにきますよ。」と。

ほんまかいなと思い言うとおりにした所、雛が弾かれたようにさえずり出し、近くで雀の成鳥の激しい鳴き声が答えました。うわぁほんまや~と思いつつ、もう大丈夫と思いその場を後にしたのを覚えています。

近所に雀がよく砂浴びをしている公園があります。買い物の帰りなどにその公園に立ち寄ったりしたとき、それを見れたらもう嬉しくて。むちゃむちゃかわいいのなんの・・・。砂浴び後の土の丸いくぼみが並んでいるのを見ただけでも、なにか癒されてしまいます。

こんな都会の喧騒の中でも、ちゃんと心地いい場所をみつけて暮らしている雀たちに、なにかたくましいものを感じて、見習わなきゃなぁと思う今日このごろでした。