オヤジロッカーの大きな悩み…白髪がハンパなく増えてきた(泣)

30代初めごろまでは、美容院でのおしゃれ染めでOKで、わざわざ部分的に脱色してメッシュを入れてたりした。

でも40代になって白髪染めが手放せなくなってしまった…母も白髪になるの早かったもんなぁ…

以来ずっと、市販の化学染料の毛染め剤を使ってきたけどもともと肌が弱く、生え際が赤く腫れたり、洗い流す際に薬剤が目に入って痛い思いをしたり…漠然と身体には良くないんだろうなぁと思いつつ使い続けてきた。

最近は月一回と染める回数も多くなり、う~んこのまま化学系でいくのも怖いなぁと不安に。

美容院でカラーリングとパーマを一度にしたせいか、すっかり痛んでバッサバサになってしまい、えいっと自分でベリーショートにしてしまった(^ ^;)

ヘナは植物成分で染色できると知り、一度試しにやってみるかということで、ネットで色々検索…ほぉほぉ、100円ショップでも取り扱いがある位、けっこう浸透してるのか、とちょっと安心。ヘナというハーブに、インディゴ(藍)などをブレンドして、色の調合をしているらしい。

ただ、ヘナ使用をうたってはいても化学染料が主成分のものもあるらしく、要注意とか。

今までは、カッパー(銅色)系明るめブラウンで染めていたので、「赤みがきれいに出る」と評価されていたLUSHのカカ・ルージュでヘナデビューすることに。なんばパークス内の実店舗で購入。価格は、¥1650だった。まぁお手頃かな?

使い方は公式ホームページで紹介しているが、口コミサイトを拝見すると、皆さん自分なりに使いやすいよう工夫して使っているもよう。それらを参考にさせてもらいながら、挑戦してみた。

ほぼ月に一回、3回目になるが、化学染料と違い、肌がただれたり首筋にプツプツができることがなくなった!おお…(※このへんは個人差なので、肌が敏感な方にはやはりパッチテストをおすすめしたい。)

驚いたのは、超ダメージヘアのバサバサ髪が、回数を重ねるごとに艶がでてきたこと。ただ、やはり天然成分なので、化学染料に比べると染まりは断然悪い。

パーマや化学染料で傷んだ明るめの髪に初めて使用したときは、およっという位鮮やかなレッドブラウンに染まったが、回数を重ねるごとに、新しく生えた自然な黒髪部分には色がそれほど入らなくなった。

黒髪の部分は、光が当たるとほんのりと赤いニュアンスがでる程度で、白髪の部分も明るいブラウンというよりは赤みオレンジのちょっと落ち着いたメッシュを入れた感じ。ヘアマニキュアの感覚に近いかもしれない。

個人的にはこの感じを年相応のナチュラル感として受け入れていくつもりだが、全体をしっかり均一な色で染めたい人には不向きかもしれない。

しかし…手間はむっちゃかかる!ほぼ半日はかかる!その手間を惜しんでも、いちど試してみたいという方、よかったら参考にして頂きたい。

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【用意するもの】

●カカ・ルージュ (※一個がカレールウのように6つのブロックで仕切られており、ショートの自分はブロック2つでOK。)
●煮出した紅茶 ブロック2つにつきマグカップ約7〜8分目くらい。溶いたときケチャップくらいの濃度で。(赤い色がより濃く出ます。)
●ゴムべら(あれば)
●ステンレスのボール
●ゴム手袋
●大きめゴミ袋かケープ
●鏡
●保湿クリーム
●ペーパータオル
●輪ゴム
●新聞紙
●ラップ
●汚れても良いタオル
(フェイスタオル×3、バスタオル×1位あると便利)

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(1)整髪料などはシャンプーでしっかり落としておく。髪は乾いた状態が染まりがいいようだ。カカ・ルージュをラップし電子レンジで30秒チンし、ステンレスボールにもみほぐして入れる。煮出した紅茶を加え、ゴムべら等でダマのないようよく混ぜる。(これが結構大変)

(2)汚れてもよい服に着替え、ゴミ袋に穴をあけケープ代わりに被る。液だれするので、首周りにフェイスタオルをしっかり巻く。

(3)液が飛び散りやすいので、風呂場での作業がお勧め。新聞紙を、液が飛びそうな膝の上にかけたり、椅子の下などに敷いておくと掃除がラク。

(4)額や耳うしろなど髪の生え際、えりあしなどにクリームを塗って皮膚が染まるのを予防。ゴム手袋をはめ、鏡を確認しながら、ボールのヘナを指ですくって、生え際→えりあし→頭頂部→など、白髪が目立つところから塗りつけていく。(顔や首についたヘナは、ペーパータオル等でぬぐいなから行う。)

(5)髪の毛全体をまんべんなく塗り終わったら、目の荒いクシなどでざっと全体を馴染ませ、残ったヘナを白髪の目立つ所に重ね塗り。顔や首についたヘナをふき取り、ラップで髪全体をピッチリとくるむ。

(6)首周りのタオルをきれいなものと取り換え、ラップの上からフェイスタオルをしっかりと巻き、輪ゴムで固定。さらにその上から、バスタオルで全体をしっかりとくるむ。(液だれ予防のため)

(7)自分の場合は7~8時間位おくとしっかり染まるので、就寝前に染めて、枕を大き目ビニール袋にいれさらに汚れてもいいバスタオルでカバーして、そのまま寝てしまう。大体の方は4~5時間位でもしっかり染まるようだ。染まったらお湯でしっかりヘナを洗い流す。(自分は、この時色落ちを防ぐためお湯のみで洗い、翌日~翌々日の洗髪の際シャンプーしている。)

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トリートメント効果があるヘナだけに、染めた後はしっとりツヤツヤになる。新しい畳のような香りも、苦手という人もいたが、自分はハーブっぽくて癒される。ただ…

ヘナを髪につけているときは、ハーブの効果なのか、睡魔が襲ってきた。自分は就寝前に行っているが、ぐっすり眠れて、目覚めも爽快だった。あと、体温を下げる効果もあるらしいので、冬場は暖かくして臨んだ方がいいらしい。自分はそれほど寒さは感じなかった。これも個人差だろうけど…

興味を持った高齢の母に頼まれ、カカ・マロンで染めてみたが、ほとんど白髪だったせいか、髪全体がレッサーパンダみたいな色になってしまった。毛量も少ないので、染まった頭皮も目立ってしまい…パンクロッカーばりのファンキーな仕上がりに…あわわわ…結局美容室で染め直すはめに…。明るめブラウンのカカ・マロンだけより、濃いめブラウンのカカ・ブランなども混ぜて使えば良かったかもしれない。

オール白髪の人には、カカ・ルージュやカカ・マロンは少し派手すぎる感じに仕上がるが、まだ黒髪が優勢で、増えてきた白髪を明るめメッシュのように見せたい人には、髪や地肌に優しいヘナ染めアイテムとしておすすめだ。

めっちゃ時間と手間はかかるけど…

ものぐさでめんどうくさがりやの自分も続けてみようと思う。