インテリアファブリックの製造、卸しをやっている企業の例にもれず、勤務先では中国の加工先の工場に商品を発注することが多いのです。

最近、中国製の商品の安全性が問われていますね。

米国に輸出されたペットフードで犬や猫が死亡、練り歯磨きに致死量のジエチレングリコールが混入、(日本の100円ショップでも販売されていたそうです)人間の頭髪を原料にした醤油、(味は普通の醤油と変わらないけど、人間の頭髪には重金属が蓄積するため、有害)今日目にした記事では、米国のスナック菓子の調味料にサルモネラ菌が混入していて、食べた幼児が感染した
http://www.iza.ne.jp/news/feature/2662/
…など。

自宅でも、健康にいいから、と国内メーカーの野菜ジュースをケース買いしていますが、コスト面などを考え原料に中国産野菜を使用している
はず…毎日のように上記のようなニュースを聞かされると、習慣的に飲むのを思わずためらってしまいます。

特に食品の場合、単品なら産地の確認はできても、加工品になると、どの材料をどこから輸入しているかなどの詳細はメーカーに問い合わせでもしない限り解りません。スーパーやコンビニに並んでいる食品のほとんどが、実は危険な材料を使用している可能性もあるわけですよね。小さなお子さんのいる家庭などでは、特に心配なことと思います。

中国での環境汚染の深刻さは凄まじいようです。

日本でも高度成長期、公害による被害がありましたが、被害者の方々が長い闘いの末、政府や企業に責任を追求し、人や環境に著しい害を及ぼすものへの規制や、罰則が設けられてきた経過があると思います。

しかし中国という広大な国土、人口。しかも消費者団体の活動やジャーナリズムの自由が制限されているというイデオロギーの下。国内の人たちもたとえ有害な食品の被害にあったり、公害のため健康をおかされても、国や企業に訴訟をおこすことも難しくチェック機能が脆弱で、問題の商品が外国に流通して初めて問題が表面化するなんて…。

イデオロギーの問題についてはふれませんが、一時利益を得るためには、安全を度外視したり、消費者がどうなってもかまわない、下手をすれば病気になろうが死亡しようが知ったこっちゃないという意識が蔓延しているとすれば、怖いことです。

でも私も、自分の色指定した商品が製造されるさい、染色に使われた排水がきちんと下水処理されて河川に流されているかはわかりません…。

自分も中国の汚環境染の一端を担ってしまっているんだ、偉そうなことは言えないんだと思ってしまいました。

貿易相手である私たちにも、現状に目をつぶってただ製品がコスト重視で上がってくればいい、という意識があり、同罪なのですよね…。

でもできることなら、海外からでも問題提起することで、身近な人が口にする食品の安全性や、環境について、すこしでも改善のきっかけになればよいと願ってやみません。