いつも、個人練習は延長しても翌日に響かない週末を中心に入る事が多いのですが、明日は職場の新年会が入っておりスタジオが空いているの幸いなことに本日個人練習に入って参りました。

マイケル・シェンカー・グループといえば、この曲、という代表曲から始めましたが、1時間位で次の課題曲へ・・・と思っていた自分が甘かった・・・!!結局3時間歌いこんでやっと感じを掴むことが出来ました。

メロディアスハードロック大好き人間の私は、今まで影響を受けたヴォーカリストについては、なんとなく「この歌いまわしにの次はこう来る!!」みたいなセオリーをなんとか予測できる様にはなってきましたが・・・。MSGの曲には予測が出来ないのです。

今日歌いこんでみて解ったのは、MSGの曲は、基本的にロックン・ロールなんだ!!ということでした。セオリーでなく、フィーリングでどれだけ「ごっつええ感じ!」が表現できるか?自分も楽器隊、オーディエンスの方と一緒にどれだけ一緒にロックンロールできるか?ということだと思いました。

ROCK=揺れる・揺り動かす・・・という語源からも解るように、ROCKなんです。常に揺れている。グルーヴしている。

一句一句をタイミングあわせ歌ったところで、決して心地よくはありません。心臓の鼓動のように、海の波のように、ときに早く、ときにゆっくりと大きく、リズムを刻んでいく。自分もその波にのり、サーファーのように心地よく波と一体化しなければ、決してROCKの心地よさを表現できないんだなぁと実感・・・。

3時間もかけ、やっと代表曲を消化したと思いきや、スタジオの帰りに凄く綺麗な月が出ているのに気付き、「なんか月にまつわる曲ってないかなぁ」と
思いを巡らせていたとき、とっさに思い浮かんだのがOZZYの”Bark at the moon”。そのあと、なんと「月が~出た出た~月が~出た~よいよい!」
という盆踊りチューンだったのに愕然・・・。

個人練習の成果ないやん~(>_<) 最終的には、映画「ティファニーで朝食を」の中でオードリー・ヘプバーンが歌っていた"Moon River"に落ち着いて、やっと情景にふさわしい心情で帰途につくことができました・・・。 やっぱ自分は農耕民族なんやなぁ、と悲しくなるとともに、リズム強化のため、最近、北堀江あたりでブームにのり復活していると聞くディスコ(さすがにクラブには年代差あっていけません~)でソウルミュージックにあわせ踊ってみるのがいいのかなぁと真剣に考えてしまった夜でした・・・。