年の瀬も押し迫り、あわただしく過ごしている今日このごろですが、ふと、去年の今頃あったことを思い出してしまいました。

毎年12月に、プラハの王立のオペラが関西に公演にやってきます。

今年は観に行けなかったのですが、昨年はドン・ジョバンニ(モーツァルト作曲)を観に行きました。そのときのこと・・。

主人公は凄い色男で、美女を次々と魔の手にかけていきますが、誘惑しようとした女性の父親を誤って手にかけてしまい、最後はその父親の亡霊に地獄に落とされてしまいます。(このシーンが圧巻!!)

黒髪の主人公は、最初、マントとつば広の帽子をかっこ良く着こなし颯爽とあらわれます。

そして場面が変わり、舞台の中央に、「あれ?こんな頭の光った男役いたかな?」というさえない下着風のおじさんが現れ、「えっまさか」と思ううち、従者が上着、マント、カツラ、帽子を着せた瞬間・・。

ぶわっはっっはっは~!!という満場の大爆笑!ここは吉本か?状態になってしまいました。(もちろん私も、大口あけて爆笑してしまいました。)

そのときはてっきり、これはネタや!と勘違いしてしまいましたが、王立オペラがそんなところでウケねらいするはずもなく、後で冷静になると、あれは単にああゆうシーンやってんなと・・。

ドン・ジョバンニを演じた俳優さん、大笑いしてごめんなさい。もう日本が嫌いになったかもしれませんが、また来て下さい!来年はきっと観に行きます~!