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(※毎年、終戦記念日前後に、平和を願う記事を投稿しています。)

今年も終戦記念日がやってきました。

日本全国様々なところで、戦争の犠牲になった人たちへの慰霊の催しが開かれていたようですね。

平和について討論する某番組で、このような意見が出されていました。

現代、戦争が起こったとしても、日本が68年前と同じ状況にはなりえない。そこを認識したうえで、次の議論へ一歩踏み出すべきだ…といった内容でした。

今日、黙とうを捧げた人たちの心には、

「もうあんな目には二度と会いたくないし、自分の家族や友人を戦争で失うのは嫌だ」という気持ちがもちろん強くあったと思います。

でも、それだけではないと思うのです。

たとえ戦場が日本でないとしても、世界中のどこの国であったとしても、規模がどうであっても、戦争や紛争という憎むべき悲惨さをもった行為で誰もが傷付くことがないように…という強い祈りも、込められていたと思うのです。

敗者か勝者か、被害者か加害者かではなく、もっと大きな心でなされた無数の祈りがそこにあったのでは。

理想論だけではなにも成し遂げられないし、ユートピアは存在しないかもしれません。でも…

微力ではありますが、表現者のはしくれとして、その思いを、祈りを、つねに心に抱き、少しでも発信していけるよう願ってやみません。