先日のオールドロックセッションのリハーサルの際、ドラマーの方がどうしても都合が悪くて参加できなかったので、キーボードさんが打ち込みドラムの音源を用意してきて下さったのです。

さあ、ではその打ち込みに合わせて演奏してみよう!と練習をスタートしたのですが、なんだかとっても自然で、ちっともリズムマシーン独特の機械的なノリを感じることもなく、気持ちよく演奏できるので、あれっ?と感じながら唄っていました。

キーボードさんが種明かしをして下さったのですが、なんと、オリジナル曲のドラマーのタメや微妙なノリのニュアンスを忠実に再現するため、0.何秒の世界でアレンジを重ねて下さったそうなのです!!

ギターさんもベースさんも、「リズムマシーンがタメるはずないしなぁ」と???と思いつつ弾いてはったそうですが、種明かしを聞いてなるほど!凄く受けてはりました!私も、すっ凄い!とただただ感心するばかりで・・・。テクノロジーに踊らされない、人間の感覚の勝利の瞬間だ!!と思ってしまいました!!(大げさ?)

機械オンチの私には、このくらい衝撃でした。

そしてとっても感動してしまいました。もう一つ初体験が・・・実は、カヴァーする予定のうち一曲が自分の声のキーではどうしても低すぎて悩んでいて、先日ギターさんにライヴ観戦でお会いしたとき相談しましたら、曲のキー変えようか?とさらっと言って下さったのです。

今まで、そんな要求を楽器隊の方にすることが、ボーカルの努力不足だと決め付けていたのですが、今回はお言葉に甘えてしまい、AからCに上げて頂きました。

とてもきれいなフレージングのメロディと感じつつ、歌いこなせなかったメロディが、自分の声で実現していくのが解り、とっても嬉しかったです!もちろん転調にあたり楽器隊の方にいちど覚えて下さったコード進行を変更していただかなければならず、申し訳なかったのですが、皆さん快く応じてくださって感謝感激・・・。

本当に嬉しかったできごとでした。次回練習からはドラマーさんが復帰して下さいますし、皆さんの期待を裏切らないいい歌でお応えしたいと思います!!