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自宅のベランダの片隅にて。撮影は10月10日ごろ。

最初は、何かの雑草の芽かな?と思っていたが、20センチほどにめきめき育ってきて…花が咲いてビックリ!!

どうやら、こぼれ種が流れていき、根付いたもよう。

映画「男はつらいよ」の主人公の寅さん役、渥美清さんが歌う主題歌の中に、「ど~ぶに落ち~ても根のぉ~ある奴は いつか~は蓮~の花とぉ咲く」というのがあったっけかなぁ…

この歳になっても、ささいなことで落ち込んで、デンションががっくり下がって戻ってこないこともしばしばだが…

自然の生命力って、ごっついもんや(*^_^*)

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ところで自分は、BSでやっている火野正平さんの旅番組の大ファンだ。彼は本当に自然体やなぁ…ぶっきらぼうに見えることはあっても、いつもユーモラスで、相手に対するさりげない思いやりを忘れない。

自然体でいることは、自分にとってはけっこう難しい。巧言令色鮮なし仁というか、表裏があるというか、すべて計算尽くと取られて警戒されたり、軽蔑されることもある。別に今や野心も、失うものもなにもないんやけどなぁ…。

実りきっていない発展途上の稲穂の自分だからこそ、初対面やお世話になった方たちには頭を垂れ、なるべく気さくに感じよくできるように努力してきたが…。

自分は謙虚に徹するには、結局プライドが高すぎるから、それが見え隠れすれば、ただのカッコつけになり、いや~な感じになるのだろうか。折れた心がどぶに転がり落ちることもしばしば…情けなや。

対人関係で大切なものは一貫性だと聞いたことがある。確かに、第一印象だけよくっても、長続きしなければ、あれは何やったんやってなるわなぁ…。

☆☆☆☆☆☆☆

こんな情けない自分ではあるが、恩人たちが、「自信を持って惑わず進め!」と激励してくれたのだ。

人は人、自分は自分。他人にどう思われようが関係ない、自分がどう思うか、だと。ずいぶん気持ちがスカッとして、この朝顔が見上げる空のように、晴れ晴れと澄み渡っていった。

どぶに落ちたこぼれ種に、水をやり、光のもとに咲かせてくれたその人たちに、感謝・感謝である…。

自分の力だけで、蓮の花と咲けるわけやない。微力ながら、できる範囲でも良いからその恩を返したい。その気持ちを忘れたらアカンと思う。

火野さんのように、自然体でいながら、まごころを持って。

覚悟が必要やろうけど…もう少し「自分らしく」をモットーに、自分なりの目的地に”とうちゃこ”したいものである。

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