（※バンド日記とは関係ないのですが、相次ぐいじめによる子供たちの自殺の連鎖を食い止めるため、せめて自分にできる事としてメッセージを掲載することにしました。）

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「いじめに苦しむキミへ」

つらさにどうしても耐えられなくなって、
ゲームセットを選ぼうとしているキミに読んでほしい。

今のキミから、未来のキミに、手紙を書いてほしい。
遺書や予告じゃなくて、タイムカプセルに入れるつもりで。

想像してごらん。何年後かのキミ。
タイムスリップしたつもりで、心のなかで、
未来のキミに会ってみるんだ。

ほんとうに、無神経な大人がいるよね。

「耐えろ」「きたえろ」「お前が弱いから悪い」なんていう
勝手なオヤジどものたわごとに耳をかさないで。

彼らは「強さ」ってなにかカン違いしている。

一対一のケンカじゃなく、おおぜい対ひとり。
ずるがしこくキミをおいつめていくゲーム。
かぎりなくアンフェアで、卑怯（ひきょう）だ。

「耐えろ」「きたえろ」「たたかえ」なんて
それに必死でたえているキミにいう言葉じゃない。

キミは弱くなんかない。強いからこそ、お父さんやお母さんにも
心配かけたくなくて、相談できなくて、つらくても
最後まで一人でたたかってきたんだ。りっぱだよ。

逃げることは、卑怯でも、はずかしいことでも何でもない。
ちゃんとした作戦の一つ。キミがまた立ちあがるための。

キミを追いつめるやつからしばらく避難（ひなん）して、
またもどってきて、そこからやりなおしてほしい。

未来のキミ。本当に心が通じ合う仲間をみつけたキミは、
少しおとなになって、恋をしているかもしれない。

楽しくてたまらないような、夢中になれることを見つけて、
寝るのも食べるのもそっちのけでうちこんでいるかもしれない。

あるいは、キミが子供だったころ、
「こんな大人がそばにいてくれたら」とねがった大人に
キミ自身がなって、同じ苦しみをかかえた子を助けているかもしれない。

幸せって、簡単につかめるものじゃないし、
愛する人をとつぜん失ってしまうこともある。

（それはこの世で一番つらいこと。
いまキミがキミの大事な人にやろうとしていること。）

でも、心を通じ合える人は、少ないかもしれないけど、
きっと見つかるよ。いっしょに泣いたり、
笑ったり、おいしいものを食べたり、おしゃべりしたり、
目標を追いかけたりできること。
なにげないけど、それが幸せなんだと思う。

未来のキミは、絶対幸せになれる。いまキミを追い詰めて
いるやつらこそ、本当のやさしさや幸せはつかめない。

でもキミには人の痛みがわかる。本当のやさしさがわかる。
だから、やつらの思うつぼにはまっちゃダメだ。

キミがいなくなっても、やつらはのほほんと大人になって、
そういやそんな子もいたかな、っていつか
冷たくふふっと笑って思い出す位だよ。

だからキミの決死の行動も、一年もたてば忘れられてしまうんだよ。
そしてやつらはキミができなかったいろんな事を体験していくんだ。
そんなのくやしいじゃないか。

学校にいくのがつらいなら、いかなければいい。
死ぬほどつらいめにあってるのに、勉強なんてできるか。
「甘えるな」なんていう大人がいるかもしれないけど、
気にするな。キミのことをわかってくれる大人が
きっと、きっといるはず。

人生は長いんだ。勉強なんて、その気になればいつでも、どこでも、
キミがその気になればできるんだ。キミが知りたいと願うことなら。

未来のキミと、心を通じ合わせられる人が
どこかでキミに出会えるのを待っているはずだよ。

その人たちに、きっと、きっと会えるはずだ。

冬眠してもいい。さなぎになってもいい。春がきたら、キミは
目覚めて羽ばたける。

でも、命は・・・いちどなくしてしまえば、もう取り返しがつかない。

☆いじめ撲滅ネットワーク
http://members.jcom.home.ne.jp/i-network/

☆チャイルドライン
http://www.childline.or.jp/

☆道立教育研究所の子供専用フリーダイヤル
０１２０－３８８２－８６
０１２０－３８８２－５６
（毎日朝１０時から午後９時まで。
このほかの時間は留守番電話で受付）

http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/kki/soudan.htm